2001年1月9日 その2

 まだTaviraに戻るのは早すぎる時間だし、せっかくだからと思ってフェリーに乗って最初行くつもりは無かったスペインに渡ることにした。チケットを195エスクードで買い、そのまま目の前にあるフェリーポートに向かった。船場の雰囲気から察するに、どうやらもうすぐ出航しそう。

 フェリーといっても甲板に車が2、3台乗ればいいところだし、古い釣り舟を少し大きくしたような感じ。オンボロすぎて不安になる。
 アヤモンテまでは10分少々。川なので揺れも少なく、対岸が近ずき、そして離岸した方面が遠ざかって行く景色を眺めながらのちょっとした航海は割と楽しい。雨が降ったせいか、グアディアナ川は、茶色く濁っている。入国審査等という大げさなものは何も無く、フェリーを降りればそれでスペインに入国。驚く程あっけない。

アヤモンテの町に滞在したのは1時間にも満たないけど、それでも十分町を散策できた。Santo Antonioに比べると町はこぎれいで、町の中心は服や小物を売る商店が軒を連ねて建っていた。道は、車が一台通れる程の広さで、石畳が風情を醸し出す。ポルトガルでもそうだけど、スペインに入っても野良犬が多い(以前行ったマドリッドとか、バルセロナはそんな事無かったと思う、自信ないけど…)。人に慣れているせいか襲ってきたりとか、そういう危険な目に遭うことは決してないと思うけど、犬が苦手な人にとってはちょっと厄介かも知れない。Caféでくつろいでいる時も、犬が餌を求めて店の中にテクテク入ってきて客に寄って来るくらいだから。可愛いから見ていて楽しいんだけどね。
 それと、日本で流行ったキックボードがこちらでもかなり流行っている。見かける子供という子供はみんなキックボードに乗っている、すごい普及率だと妙な所で感心する。そう言えば今泊まっているホテルの息子さんも、廊下でキックボードを使って遊んでいたっけな。

 そうして一通り周れる所を周った後は、フェリーポートに戻り、Santo Antonio行きのフェリーに乗り込んだ。チケット売り場ではペセタ(スペインの通貨)ではなく、エスクードも受け取ってくれるので便利でいい。多分、ポルトガル側ではペセタも通用するはず。

 ポルトガル側に戻ってくると、時刻はもう4時。この町ですることも無くなったし、僕はバスに乗ってTaviraに戻ることにした。日は少し傾いている。

 同じようにしてバスに揺られながらTaviraに戻る。学校が丁度終わる時間なのだろう、高校生らしき学生もたくさんバスに乗り込んでいる。
 戻ってきて時間も余っているしする事も特に無かったから、もう一度絵葉書を書くことにした。手紙やはがきを書くことは、旅の中での趣味みたいになっている。

 昨日絵葉書を買った店で、三枚絵葉書を買う。昨日のお姉さんは僕のことを覚えてくれたようで、「Same price.」とニコリと英語で言ってくれた。その後、ホテルの近くにあるCaféでエスプレッソをさっと啜り、1枚ずつ、もちろん違う内容の絵葉書を仕上げた。


 気がつけば、目の前には大きな満月。この町には静かで穏やかな時間が流れている。

今日使ったお金
 275 サンドウィッチ
 405 バスチケット
  85 コーヒー
 195 フェリー
 195 フェリー
 100 水
 405 バス代
  30 絵葉書三枚
 250 水1.5lとサラミ
  90 コーヒー
 500 ハンバーガー

2530 合計 朝のカフェで買ったハンバーガーのみ誤算。