2001年1月5日

目が覚めるともう10時。予定は何もないけれど、完全に寝坊した気分。

丸一日使えるロンドン最後の日なのにあああああー。もう焦っても仕方ないから今日はゆっくり過ごすことにした。でも、何をしよう…。

手持ちが残り£25、交通費も含めて今日と明日をしのがなければならないので、£3.9のデイパスを買うのはやめにして、今日は1日歩くことにした。まずはホテルから出て、そばにあるネットカフェでメールチェック。1件しかないメールに返事を書いてすぐにそこを出る。

道端で地図を広げて何をするか考えてみる。Victoriaのそばにある物といえば、バッキンガム、そこからトラファルガーsqにだって行ける。そこまで行ったらピカデリーだってすぐだ。パスがなくてもどこでも行けるもんだ。そう思ってみたけれど、帰ってくる体力を考えたら、そんなに遠出はできないだろうと言うことに気付くのにあまり時間はかからなかった。

ただ考えているだけでは仕方がないから、とりあえずバッキンガムを目指し歩きだした。去年語学留学していた時はバッキンガムには来なかったから、約5年ぶり。あの頃僕はまだ大学生で、隣には二人友達もいた。あれから5年、友達らは就職して働いているのに、自分は人生の足踏みをしている。なんかもう、自分は色々と手遅れ。

バッキンガムに着くと、宮殿の周りは人で埋め尽くされていた。時計を見れば12時ちょうど、有名な衛兵の交替式が始まる。前に来たときもこれをやっていたけれど、あの時も昼間だったかな?グレーのロングコートにファーのついた黒く長い帽子、鼓笛のリズムにあわせ、ザッザッザと歩を進める姿は、凛々しく美しい。

交替式を見た後、近くのグリーンパークを散歩して僕はホテルに戻ってきた。時刻は14時前。早く終わり過ぎた僕の1日観光だった。

16時ちょうどに目が覚めた。日記をつけながらベッドに横になっていたせいで寝てしまった。今からメールチェックにでも行こうかな?

とりあえず明日に向けて、何か用意しよう。

お金もあまり使えないし、おなかも空いたしで、向かった先はスーパーマーケット。

ここでなら安く色々仕入れられるはずと思い買ったものは、サラダボウルにサンドウィッチそしてオレンジジュース。しめて4ポンド。帰りにはバーガーキングでセールをやっていたベーコンダブルチーズとオニオンリングで2ポンド。しかしバーガーキング分は完全に予算オーバー、安さに釣られた、ダメだなぁ。

部屋に帰って早速サラダボウルを食べようと丸い透明なプラスチックの蓋を明け、ドレッシングをかける。久し振りの野菜だったので早く食べたくてうずうずしていた、けれどフォークがない、勿論箸も…。さて、どうすべきかと考えた末、先にハンバーガーを食べてバーガーの包み紙を使って手づかみで平らげた。なんとも言えない気分になる。

その後、長谷川君と飲みに行くことになったのは偶然だった。ホテルの階段ですれ違った時に、彼からの「日本人の方ですかー?」と言う質問から話がはずみ、どうせなら近くのパブへ軽く一杯飲みに行こうという事になった。千葉出身の彼は24歳でボーンマスに9か月もいたのだそうだ。見た目は窪塚洋介風?今回が初めての海外らしい。

「酒、弱いんすよー」
彼の言葉通り、1パイントのビールですっかり顔は赤く、良い調子になっている。彼女さんの話や、彼の好きなレゲエの事、ロンドンにはレコードを探しに来たのだと言う事を教えてもらった。そうして、21時ごろから結局パブの閉まる23時まで話し込んだ。歯切れの良い話し方、素直な性格で話をしていても気持ち良かった。友達もきっと沢山いるタイプ。

明日はいよいよポルトガルへのフライト。初めての国なので期待に胸が膨らむ。きっといい国だろう。楽しい事があるといいなぁ。