2001年1月3日 ロンドンに着いた

久しぶりのヒースロー、関空とか成田と比べるとどこか薄暗くて陰鬱な雰囲気。黄色い案内板が懐かしく目に映った。

入国審査では予想通りこれからの予定や行動を根掘り葉掘り聞かれた。普段なら「目的は?」「観光です。」「オーケー。」みたいなやり取りで済むのに、結果5分ほどかかってしまった。怪しい人物と思われない為に必死に平静を装う事で、結果緊張は高まり続ける。そのせいで少し挙動不審に見えたかもしれない。今晩の宿も決めて無かったので質問が本当に厳しかった…。 「どこ泊まるの?」「何日滞在するの?」「なんでホテルとって無いの?」「嘘ついて無い?」 質問と質問の間が重い。最終的には日本人だという事で少し甘く見てもらった、日本に感謝した。

そうやってなんとか入国審査を抜けた後、僕はまずホテルを取ることにした。以前宿泊経験のある安宿に何件か電話をするも繋がらない。仕方なく「地球の歩き方」で調べる。VictoriaにあるB&Bが一晩シングルで£20、今日は疲れていたのでユースホステルに泊まる気分にはなれなかった。幸いな事に電話をするとすぐに繋がり、部屋も余裕があるとの事で一部屋抑えてもらっておいた。

始めての場所に行く時、僕は決まって道に迷ってしまう。ガイドブックには駅から5分とあったけれど、10分、15分は覚悟せねば…。重い荷物を持ってフラフラ移動するのは辛い。最初に電話した宿なら場所も知っていたから心配もなかったんだけれど。

小雨の降る中、僕は予想通り道に迷いながらヴィクトリア駅から15分かけてホテルにたどり着いた。綺麗な建物ではなかったが部屋の中は清潔で広い。

通された部屋はなぜかツイン、シングルの部屋が空いてないのだそうだ。値段はシングルと同じで良いという事で文句もなかったし、何より荷物を早く肩から下ろしたかったのでそこに決めた。
背負ってた荷物を部屋に置き、僕はすぐにピカデリーサーカスにあるジャパンセンターへ向かった。

ろくに調べてないので、航空券を取り扱っている店をここしか知らない。途中そごうだか大丸があった百貨店のあった場所にはVirgin mega store が新しくできていた(2016年現在、そのvirginすら撤退していますが…TDKの看板もピカデリーから撤退しましたね)。不景気のせいか経営の失敗のせいか分からないけれど、日本の有名店が撤退していくのを思うと少し寂しい気分になった。

ジャパンセンターは現地に住む日本人向けの店舗で漫画から文庫本、ハードカバーの本、CD、ポケモングッズ、弁当、食材、おかし、旅行の手配等、日本人の欲しい物やサービスは割高だけど大体何でも揃う、「日本」が溢れたお店。

コンビニを長細くしたような形の店内には現地人もちらほらいるのだけれど、圧倒的に日本人の方が多い。輸入品はどれでも大体日本の3倍のお値段、値段を見て「うわぁ高い…」と心の中で呟く。

旅券を取り扱うブースが1階から2階に変わっていた。変わりに一階には弁当屋が。日本人の観光客が風の人が、弁当を買っている。せっかくこっちに来たのだし、日本食が好きなのは分かるけど現地の物を食べたほうがいいよ、などと思ってしまった。だけれど完全に余計なお世話だな、僕だってファーストフードばかりだし…。

2階にある旅券のブースが空いていたお陰で、順番はすぐにやって来た。チケットの値段を聞いたところ、ポルトガルまでは£263。予想よりもかなり高い値段。£100代前半までで購入するつもりだったのにこれでは話にならない。やはり旅行代理店を探して回るしかない。しかしこの街のどこにトラベルエージェントがあるのか皆目見当もつかないので、とりあえずの暇つぶし用と旅行代理店の広告に期待してtimeoutを買って帰った。timeoutは「〜walker」みたいな情報雑誌のロンドン版。ちなみに日本でも日本版timeoutが売られています。

今日のディナーはVictoriaの駅にあるバーガーキングで済ました。目の前にやってきたワッパーミールはパンが焼きすぎでパサパサ、とてもお金を取って良い味と品質ではなかった、経験したバーガーキングの中で間違いなく最悪の出来。

今日の買い物
£4.7 all-zoneのtravel card
£20 ホテルの宿泊
£1.2 ピザのスライス1枚
£3.99 バーガーキングのワッパーミール
約£1 絵葉書とホテルへの電話代
£2.2 timeout

£1 約180円